土曜講座

一般向け

ブリヂストン美術館の開館以来続いている講演会です。美術を中心に芸術・文化の様々なテーマを各分野の専門家が紹介します。

土曜講座「西洋美術史 画家研究の現在」(全2回)

西洋の画家研究の最先端を主題とする講座です。今回は17世紀バロックの時代のふたりの巨匠、フランスのニコラ・プッサンとイタリアのミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョを取りあげ、それぞれの作家を代表する研究者をお招きしてご講義いただきます。

※ 10/15-10/16の2日間、本講座の第2回目の日程を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。

2024年12月7日 [土]
参加者募集中

第2回 「カラヴァッジョ―研究の現在と『マタイ問題』」
石鍋真澄(成城大学文芸学部名誉教授)+宮下規久朗(神戸大学大学院人文学研究科教授)

時間:14:00-16:00(開場:13:30)

カラヴァッジョは第二次世界大戦後に、本格的に研究されるようになった画家である。彼の作品は同時代の画家に大きな衝撃を与えた。だがその後、批判にさらされるようになり、忘れられていった。そして19世紀末以降の、バロック美術の再評価によって、劇的な復権を遂げることになる。生涯や作品に関する研究が進み、カラヴァッジョ像はより鮮明になった。そして今や西洋でもっとも人気のある画家となり、毎年のように作品が発見されたというニュースがあり、新しい映画も次々に公開されている。今回はカラヴァッジョの批評史と研究史の概要を紹介し、さらにこうした現代の「カラヴァッジョ現象」について検討する。また、カラヴァッジョの全体像や個々の作品の解釈をめぐっては、さまざまな議論がある。デビュー作《聖マタイの召命》において、誰がマタイかという「マタイ問題」を扱う。それは、当時の思想・宗教界においてカラヴァッジョ芸術をどのようにとらえるかという大きな問題にもつながるものである。

*開催日時にご注意ください
*定員に達した後、キャンセルがあると自動で申込みフォームが再表示されます。

申し込み
場所
アーティゾン美術館 3階レクチャールーム
定員
80人(事前予約制・先着順)*定員になり次第、受付終了
聴講料
無料
備考
*レクチャールームは無料エリアのため、展覧会をご覧にならなくても受講可能です。
*同日、土曜講座を受講された上で展示をご覧になる方は③14:00-15:30以外の時間をご指定ください。
申込み受付開始
10月22日(火)10:30
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