ARCレクチャー「安田侃　彫刻を語る」

7月3日（土）のARCレクチャーでは、彫刻家の安田侃先生を講師にお迎えし、お話しいただきました。安田侃先生は、北海道美唄市のご出身で、白大理石の産地として知られる北イタリアのピエトラサンタにアトリエを構え、イタリアと日本を拠点に世界的に活躍されています。

レクチャーでは、イタリアに渡られた当時のことから、近年のご活動に至るまで、美しい写真や映像とともに、お話しくださいました。時にユーモアや興味深いエピソードを交えながら、彫刻について熱心に語られる安田先生のお話に、参加者の皆さんは惹き込まれていました。安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄で開催されている、「こころを彫る授業」についてもご紹介くださり、授業の様子の写真や、道具もお持ちくださいました。幸いお天気にも恵まれ、石橋財団アートリサーチセンター前庭の、安田先生のホワイトブロンズによる《相響》（2014年）と《天秘》（2015年）の鑑賞も、貴重な時間となりました。

2点は、いずれも触ったり座ったりして鑑賞いただけます。アートリサーチセンターにお越しの際は、ぜひともお楽しみください！