古賀春江　創作の原点　作品と資料でさぐる

石橋美術館所蔵の絵画作品を核に、素描やスケッチブック、ノートを含めた81点で、この前衛画家が作品を生み出す過程を紹介。初期の水彩作品から最晩年の油彩画までを、「若き日の古賀春江」「松田諦晶との交流」「宗教的テーマから群像表現へ」「同時代美術への関心」「大衆の時代」「科学の時代」「精神病者の絵画への関心」「既製のイメージからの創作」「詩と絵画」の9つのテーマに分けた。それぞれを代表する作品を取上げ、作品のアイディアを示すノート、具体的な制作の経過を語るスケッチブック、展覧会に出品された油彩の完成作、その作品に画家自身が触発されて作った詩などをともに展示した。

＊特集展示