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コンスタンティン・ブランクーシ
《ポガニー嬢II》
1925年(2006年鋳造) 磨かれたブロンズ
マルギット・ポガニーはハンガリー出身の画家で、パリに滞在していた1910年、自身の肖像彫刻の制作をブランクーシに依頼します。1912年から次の年にかけてまず大理石、次いでブロンズの複数のヴァージョンが制作されました。その後、1919年に再開されたシリーズに位置付けられるのがこの作品です。第1シリーズと比べ、肩の省略や2本の腕の一体化、瞼の強調など、形態の簡略化が大胆かつ入念に進められています。磨きブロンズの効果も相まって高度に洗練された造形については、同時期のアール・デコへの意識も指摘されています。
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