拡大《森へ行く女たち》

アルフレッド・シスレー

《森へ行く女たち》

1866年  油彩・カンヴァス

1865年7月からパリでアトリエを共有していたシスレーとルノワールは、翌66年2月、友人で画家のジュール・ル・クールと3人でマルロット村に滞在して、制作を行いました。この作品に描かれているのは、村に暮らす人々。道の両側には石造りの家が並びます。季節は晩秋。中央の3人の女性は、冬の間に燃やす薪を拾いに森へ出かけようとしています。暗い色調の作品ですが、明暗の対比が効果的に使われており、日差しを浴びた前景は明るくなっています。この作品でシスレーは1866年のサロンに初入選を果たしました。

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《森へ行く女たち》