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拡大《子供》

関根正二

《子供》

1919年   油彩・カンヴァス

貧しい職人の家に生まれた関根正二は、印刷会社などで働きながらほぼ独学で絵を学びました。早くも16歳で画壇にデビューしますが、20歳2カ月で病気により亡くなるまで、画家としての生活は4年間しか与えられませんでした。画材に恵まれなかった上に、震災や戦災で失われた作品も多く、現在、油彩画は約30点しか残されていません。この作品は、亡くなる数カ月前に描かれた、現存する最後のもの。描かれているのは14歳下の末弟武男だと考えられます。遠くを見つめる少年の眼差しには、死を前にした画家の生命への希求が感じられます。
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《子供》