拡大《娘に読み聞かせるオーガスタ》

メアリー・カサット

《娘に読み聞かせるオーガスタ》

1910年  油彩・カンヴァス

カサットの作品は、女性や母子などの日常生活における身近な情景を、明るい印象派的手法で描き上げた様式に特徴があります。印象派展に出品した後、その様式はさらに完成されたものとなりました。この作品は、カサットが晩年を過ごしたパリ近郊、ル・メニル=テリビュにあるボーフレーヌ館の緑豊かな庭園で描かれた母子像です。この頃すでに名声を確立していたカサットは、身近な家族や友人のみを描く必要がなくなり、女性や子どもをモデルとして雇うようになっていました。

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《娘に読み聞かせるオーガスタ》