拡大《保元平治物語絵扇面》

宗達工房

《保元平治物語絵扇面》

江戸時代 17世紀  紙本著色

『保元物語』と『平治物語』を主題とした扇面で、もとは八曲一隻の屛風に貼られていました。分割されたのは昭和20年代で、当館が所蔵する6面の他に9面、合わせて15面が貼られていました。落款などはないのですが、その様式が《扇面貼付屛風》(宮内庁)と似ていることから、宗達およびその工房の制作と考えられています。宗達については生没年を含め詳しくはわかっていないのですが、俵屋という絵屋を営み、その絵屋はとりわけ扇絵、物語絵で評判があり、ブランドと化していたと当時の記録に残っています。

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《保元平治物語絵扇面》