拡大《横たわる女》

国吉康雄

《横たわる女》

1929年  油彩・カンヴァス

17歳で渡米した国吉康雄は、新たな生活を探し求める中で美術に目覚め、ニューヨークに出て絵画を学びました。まずフォーク・アートなどから学んだ表現で子どもや動物を題材に空想を描き出します。1920年代後半からは都会の憂愁を漂わせる女性像に取り組むことに転じます。アメリカを代表する画家という評価を得ながらも、第二次大戦では祖国日本と、自分を育ててくれたアリカとに引き裂かれる苦悩を味わいます。この作品は彼の1920年代終わりの典型作で、眠る女性には20世紀の都市生活者が共有する寂寥を感じ取ることができるでしょう。

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