拡大《ポン=タヴェン付近の風景》

ポール・ゴーガン

《ポン=タヴェン付近の風景》

1888年  油彩・カンヴァス

フランス北西部のブルターニュ地方にあるポン=タヴェンは、1860年代からフランスのみならず外国の芸術家をも惹きつけるようになりました。ゴーガンが初めてポン=タヴェンを訪れたのは1886年、38歳のときでした。この作品は、ゴーガンの2度目の滞在のときに制作されました。地面は緑で覆われて、春の訪れを感じさせるものの、ひとけのない寂しげな景色です。ポン=タヴェン郊外の「愛の森」と呼ばれる森から、アヴェン川とその対岸の柵に囲まれた牧場を望んでいます。後景にはサント=マルグリット山が見えます。

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